勇壮な踊りと胸に響く太鼓の音が、見る人の心をひきつける沖縄の伝統芸能「エイサー」。
エイサーが一躍脚光を浴び、全国的な知名度を誇るようになったきっかけは、沖縄市で毎年一回開催される「全島エイサーコンクール」でした。
そして沖縄市は、県内随一のエイサーが盛んな地域として、2018年にエイサー会館を開館。
エイサーを学んで体験できる施設として、人気を集めています。
\ おすすめプラン紹介 /
1. 沖縄の伝統文化「エイサー」について学べる!
エイサー会館は、ディープな沖縄文化を発信するエリア、本島中部沖縄市コザの「ミュージックタウン音市場」という商業施設の一階にあります。
沖縄市は、古くよりエイサーが盛んな地域であり、年に一度開催される「沖縄全島エイサーまつり」という大規模なエイサーイベントの開催地でもあることから「エイサーのまち」として県内外に広く知られる町。
エイサー会館はエイサー発信拠点として、貴重な文献や映像、アクティビティを通して、エイサー文化の保存と継承に注力しています。
エイサー会館は2階建て。
2階の展示・体験コーナーへまずは進みます。
まず目に飛び込むのが、バラエティ豊かなエイサーの衣装の数々。
地域やエイサーの踊りの種類によって衣装が異なることがわかりますね。
特に順路は決まっていないとのことなので、興味を持ったところから自由に見学を。
さまざまなものが展示されていますが、そこかしこに昔の沖縄市が再現されているのも一見の価値あり。
こちらは、エイサーの歴史が分かるコーナー。
年表や写真、映像で、沖縄市はもちろん、沖縄県全体、引いては国内外にまで広がっているエイサーについて知ることができます。
エイサーアーカイブコーナーでは、50年以上の歴史を持つ「沖縄全島エイサーまつり」のポスターがずらりと展示。
写実的な絵だったり、イラストだったり、写真だったり。
時代によって変わるデザインも面白く、その時の流行も感じられます。
エイサーに関する古い新聞記事や書籍も閲覧できます。
かなりの量の資料がありますが、これだけそろえるのはかなり大変だったとのこと。
今でも貴重な資料があれば随時受け付けているとのことで、もし心当たりのある方は、ぜひご連絡を!
2.本場沖縄のエイサーを体験できる!
こちらはエイサーの音と道具に関連するものが展示されているコーナーです。
奥のモニターに映し出される映像に合わせて、置かれている太鼓を手に取ってたたいてみたり・・・。
エイサーの道具を持って撮影してみたり、見学はできるものの、なかなか体験できないエイサー演舞ですが、さすがエイサーの本場である沖縄市。しっかりと「体感」できるのがうれしいですね。
こちらのコーナーでは、VRを使ったエイサー体験を。
まるで目の前で演舞が繰り広げられているような、迫力満点の疑似体験を楽しめます。
もっと本気でエイサーをやってみたい!という方には、本格的なエイサー体験がおすすめです。
大太鼓などを使い、衣装を着て、しっかり演舞指導を受けられます。こちらは1週間前までの予約制、料金は一人2,700円になります。
また、エイサー以外にも三線や紅型体験などもご用意。
この会館に行けば、沖縄のさまざまな伝統芸能、文化を体験できるというわけです。
※新型コロナウィルスの感染拡大防止に伴い、体験メニューが中止の場合も。HP等で要確認。
お土産にマスコットキャラクターの「エイ坊」などがあしらわれたグッズはいかが?
エイサー衣装がプリントされたTシャツもあるので、おうちでもエイサー体験できますよ!
施設全体を通して、エイサーを深く知ることができるエイサー会館。
沖縄県民がいかに深くエイサーを愛しているか、またエイサーがどれだけ人を引き付けるものなのかがわかるはずです。
ぜひ沖縄の「心」の一部ともいうべきエイサーの魅力に、触れてみてはいかがでしょう?
text:仲濱 淳
Photo:白木 裕紀子
\ おすすめプラン紹介 /
住所: 沖縄県沖縄市上地1‐1‐1(コザミュージックタウン内)
電話番号: 098-989-5066
料金目安: 一般300円(団体250円)/小、中、高校生 100円(団体80円)/小学生未満 無料
営業時間: 10:00~21:00(最終入場時間20:30)
定休日: 水曜日(休日の場合はその翌日)
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://eisa-museum.jp/