オシャレで可愛いTシャツは、何枚あっても困らないですよね。
旅先で手に入れたいのは、現地でしか入手できない1枚。
着るたびに旅行中の思い出がよみがえるTシャツを探しに行きませんか?
1.国際通りから徒歩1分。オシャレなショップが立ち並ぶ「浮島通り」に立地

2008年に浮島通りにオープンした「琉球ぴらす」。
以前は同じ通りのすぐ近くの場所にありましたが、建物の老朽化で2017年2月に今の場所に移転しました。
こちらは、沖縄Tシャツや雑貨を扱うショップ。
お土産ストリートの国際通りから近いこともあり、観光客も多く立ち寄る人気店です。

店名の「ぴらす」は宮古島の方言で「出発する、旅立つ」という意味。
2.ロゴに込められた意味は“無限の広がる可能性”

(画像提供:琉球ぴらす)
琉球ぴらすのキーワードは“コラボレーション”。
店内には、沖縄で活躍する写真家、陶芸家、紅型職人、金工職人、イラストレーター、絵本作家、革職人、書道家、画家、ピンストライパーなど、幅広いジャンルのアーティストとのコミュニケーションと、共同作業によって生み出されるコラボレーションアイテムが並んでいます。
お店のロゴに込められているのは、沖縄方言で「助け合う」「結びつき」を意味する「結いまーる」の想い。
デザインはイラストレーターのMIREIさんによるもので、沖縄伝統のコンクリートブロックである「花ブロック」をモチーフに、アーティストとの輪が広がり、結び合い、さらにお客さんへと繋がっていく“無限の広がる可能性”が表現されています。
3.常時60種類!アーティストとのコラボレーションデザインTシャツ

店内に足を踏み入れてまず驚くのは、ディスプレイされているTシャツの数。
常時60種類ほどのTシャツを扱っていますが、どれも個性的で可愛らしく、思わず目移りしそうになります。

現在は数多くのアーティストが集まる「琉球ぴらす」ですが、オープン当時は数名だったそうです。
店長の翁長(おなが)さんは、仲の良い紅型作家 賀川 理英(かがわ りえ)さんに相談し、紅型模様をインクジェットプリンターでTシャツに直接プリントをする方法を試してみることに。

当時、本染めが一般的でしたが、インクジェットを使うことで手間も価格も抑えられるため、高級で手を出しづらい紅型でも気軽に身に着けることが可能になったのです。

「生活の中にいつも沖縄を感じてほしい」をコンセプトに、沖縄の魅力を発信する琉球ぴらす。
普段使いできるカジュアルなTシャツは、旅先から戻っても末長く愛用できるアイテムです。
4.代表もイチオシ!人気No.1Tシャツは…

ポップなデザインからクール系、ユニークで目立つ柄など様々なTシャツがずらりと並ぶ店内。
その中でも1番人気のTシャツを翁長さんに尋ねたところ「“てみやげ”は、カップルや親子おそろいのペアルックTシャツとしてもよく売れています」とのこと。

(画像提供:琉球ぴらす)
人気商品“てみやげ”は、陶芸家 香月礼(かつきあや)さんのオリジナルデザインTシャツ。
沖縄の動物と食べ物をデザインし、賑やかで楽しい雰囲気に仕上がっています。

そんな“てみやげ”にはトートバッグもあり、こちらも人気です。
A4サイズがたっぷり入る大きさのバッグは、デイリーユースとしてはもちろん、お仕事のサブバッグにも最適。旅行中、購入してすぐ使いはじめる方も多いそうです。

他では手に入らないオリジナルTシャツは、どれも個性にあふれています。
幅広い層から人気があるのは、イラストレーターのMIREIさんがデザインした島バナナTシャツ。

鞄職人の長堂 嘉史(ながどう よしふみ)さんがデザインしたのは、チェ・ゲバラを紅型とコラボさせた斬新な1枚。
特に男性から指示されているそうです。

首里城をモチーフにしたTシャツは、首里城再建支援のための応援企画として販売をスタート。
売り上げから、自治体や首里城火災に対する支援金募金活動に寄付されるそうです。
5.沖縄らしさ満載の雑貨が揃う店内

18坪ほどの店内には、Tシャツの他にも小銭入れやキーホルダー、マグカップ、アクセサリー、マスク、手ぬぐい、ポストカードなど、様々な商品が並んでいます。


沖縄の魅力が詰まったアイテムは、見るたび、使うたびに鮮明に思い出がよみがえり、自宅にいながら沖縄の気分が味わえそうですね。

「ティーガー(三線の胴巻き)」は、三線を習っている方必見です。

島サバタトゥー(島ぞうりに柄を施したもの)は名前入りのサービスも受付中。
スタッフがいる場合は15分ほどで仕上がるとのこと(不在の時は発送も可)。

「“おうち時間”が増えたので、もう少しインテリア的なアイテムも増やしていきたいと思っています。アーティストとお客さんを繋いで、沖縄と日本・世界の繋ぎ役のような存在でいたいです」と今後の夢を話してくださった翁長さん。
沖縄の魅力を発信する「琉球ぴらす」で、あなたも沖縄土産を選んでみませんか?
Photo&text:舘幸子
(取材:2020年10月)