今帰仁村の豊かな自然に囲まれた「atelier cafe bar 誠平(せいへい)」は、本来宿泊施設を備えたレストラン、いわゆるオーベルジュとして人気を博していました。
現在は飲食店や宿泊施設はいったんお休みとし、加工品の販売をメインとしています。
もちろん、ドライブ中に立ち寄って購入することもできます。
そこで、どんなおいしいものを売っているのかを探るため、訪ねてみました。
\ おすすめプラン紹介 /
1.青空も星空もきれいな今帰仁村のロケーション
誠平の歴史は18年ほどになります。
フランスの田舎風の料理をメインに提供し、宿泊もできました。
こちらの建物は、設計図面も引かずに店主らが手作りしたそうですが、夜、屋根に上がると星がすばらしくきれいで、お客さんに人気だったそうです。
おいしいフレンチを食べ、星空を楽しんだら、そのままお泊りできるという、なんともぜいたくなオーベルジュでした。
高い木と青空と白い雲。
空気も澄んでいて、昼間の景観も楽しめます。
店舗入り口のドアはかなり年季の入ったもので、もともと中国・北京の民家のものだったのを運んできたそうです。
2.沖縄本島北部地域の野菜やフルーツを生かすという発想があった
このお店は店主の金井夫妻で営んできました。
奥さんの方がもともとフレンチのシェフなのだそうです。
そして地域の野菜やフルーツなどを生かしたいという思いがずっとあったといいます。
加工品もそうした考え方のもとで作られているようです。
当初はペットボトルなどに詰めてレストランに卸すのがメインでした。
レストランではそれを使ったソフトドリンクを出していました。
それが好評だったこともあり、お土産品として出してみては、という話になったそうです。
3.ハワイでも人気のリリコイバターやシロップなどのラインナップ
では商品の例を見てみましょう。
今帰仁産パッションフルーツ、バター、シークヮーサーなどを原料とするリリコイバターです。
パンやパンケーキに塗ったり、生クリームと混ぜてホイップクリームにして、カフェラテにトッピングするなどの食べ方がおすすめ。
コーディアルシロップは3~4種あります。
地元産ハーブやフルーツなどを材料にしていて、水や炭酸で4倍ほどに薄めて飲むのがおすすめ。
チャイのシロップも、地元のハーブやフルーツに紅茶葉などが原料。
牛乳で6倍くらいに薄めるととてもおいしく、泡盛を混ぜるのもありです。
近年の人気商品ですが、店主がひとりで手作りしていることもあり、数が作れないのでご了承ください。
前述のように直接店舗を訪れて買うことができるのですが、不在で対応できないこともあるので、ぜひ事前予約をお願いします。
地元食材を使った個性豊かな品々に出会える誠平。
他では手に入らないとっておきのお土産にいかがでしょうか。
Text:吉田 直人
Photo:根原 奉也
(取材:2022年4月)
\ おすすめプラン紹介 /
住所: 沖縄県国頭郡今帰仁村字仲尾次825
電話番号: 0980-56-5565
料金目安: リリコイバター1,296円/コーディアルシロップ2,160円/チャイのシロップ1,188円(いずれも税込)
営業時間: 11:00~※要事前予約
定休日: 不定
駐車場: 約20台