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南の駅やえせ

観光やドライブ途中のお立ち寄りスポットとして人気上昇中の「南の駅やえせ」。

「ひめゆり平和祈念資料館」や世界遺産「斎場御嶽(せいふぁうたき)」など、沖縄本島南部の観光主要ルートという好立地を活かして2017年にオープンしました。

地元八重瀬(やえせ)町の農産物や特産品がそろうマーケットや観光案内所、ここでしか味わえないグルメが軒を連ねる飲食コーナーもあり、週末は地元客でにぎわいます。

\ おすすめプラン紹介 /

目次

1.大きなガジュマルが目印!地元も御用達の南部ドライブの休憩処

南の駅やえせ|目印の大きなガジュマル

糸満(いとまん)市や南城(なんじょう)市、八重瀬町、南風原(はえばる)町など、ぐるっと南部観光を楽しむ際のちょうどいい〝アジマァゆくい処〟がこちら。

人と人、道と道が交差するアジマァ(十字路)にあるゆくい(休憩)処へは、この大きなガジュマルの木を目印におこしくださいね。

根がVの字に分かれていることから縁起も良い「具志頭のV字ガジュマル」の愛称で親しまれる大木です。

「南の駅やえせ」がたたずむこの場所は、もともとは具志頭(ぐしかみ)中学校や村役場があった所。買い物客やドライブ途中の若者や家族連れ、地元の人などが思い思いにくつろいでいます。

まわりの風景は変わっても50年以上にわたり変わることなくこの場所で、人々を癒す木陰をつくりだしています。

南の駅やえせ|喜屋武松信(きゃん・まつのぶ)館長

「南の駅やえせ」を切り盛りするのは、地元出身の喜屋武松信(きゃん・まつのぶ)館長です。

喜屋武館長が右手に持っているのは、昔から沖縄で食されてきた「芋の葉カンダバー」を品種改良した「ぐしちゃん(具志頭)いい菜(な)」。島野菜のニューフェイスとしても注目を集めています。

施設の立ち上げ時から関わってきた喜屋武館長。

それまでは県内の大手観光施設で企画や商品開発なども手がける、文字通り観光産業のプロでした。

「ここでは10名のスタッフとシルバーさんが働いていますが、地元八重瀬町を中心にした近隣のみなさん。地元のみなさんが元気、地域が元気であることは、観光客のみなさんにとっても最大の魅力のひとつだと思うんです。私自身、経験を活かして地元に貢献できるというのは何よりの誇りですしね」と語る喜屋武館長。

地域の活力が大事な観光資源であることを熟知した人ならではの采配で、「南の駅やえせ」を支えています。

2.工芸も島野菜も!ツウな沖縄旅行みやげもここでゲット

南の駅やえせ|農産物・特産物販売コーナー

農業が盛んな八重瀬町。

農産物・特産物販売コーナーには、所狭しと新鮮な野菜や季節のフルーツ、加工品が並びます。こちらの写真は、夏野菜のへちまを納品しに来た地元の農家さん。

「へちまは味噌で味付けした炒め煮のンブサーが、私なんか年配には定番の食べ方だけど、うちの娘なんかはキムチ入れて煮込むのよ。でも、これがまた美味しいわけサー」

農家さんとのこんな会話も弾んで、直売所ならではの醍醐味です。

南の駅やえせ|「南国アグーラード」を持った女性スタッフ

 女性スタッフおすすめの加工品がこちら。

琉球在来種のアグー豚の脂を使った「南国アグーラード」です。「ヘルシーな脂身なので沖縄のチャンプルー料理にぴったりですよ」とのこと。

南の駅やえせ|沖縄伝統お塩のお守り「マース袋」

店内には、八重瀬町に工房を構える作家さんの工芸品も多く並びます。中でも人気は「機織工房しよん」の沖縄伝統お塩のお守り「マース袋」。

〝いつの世までも末長く幸せに〟の願いが込められた文様の手織りに、沖縄の聖地14カ所をまわる東御廻り(あがりうまーい)を実際に巡拝したマース(県産の塩)入りです。

南の駅やえせ|オリジナルT男性シャツを持つ男性スタッフ

 地元八重瀬が大好きという今年二十歳の男性スタッフの一押しみやげは、「普段着でラフに楽しんでほしい」というTシャツ。

村の守り神獅子の発祥ともいわれ沖縄最古ともされる「富盛(ともり)の石彫大獅子」のシーサーがモチーフです。

もちろん、館内で購入した商品は、その場で県外発送も可能なので、沖縄食材やおみやげもここでまとめ買いできちゃうのもうれしいですね。

南の駅やえせ|〝ハンターバンの森〟トレッキングツアー

観光案内コーナーでは、こんなマニアックなツアーも発見。「南の駅やえせ」から徒歩10分ほどの〝ハンターバンの森〟を探検するトレッキングツアーです。

鍾乳洞や崖などの途中には古い拝所や城跡の面影なども点在。沖縄ならではの大自然を満喫できる2時間程度のツアー体験はいかがですか?(こちらは予約がおすすめ:Tel.098-998-8983)

南の駅やえせ|展示スペース

 展示スペースには八重瀬が生んだ偉人、謝花昇(じゃはな・のぼる)についての紹介コーナーも。

「南の駅やえせ」のすぐお隣には、「八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館」もありますのでこちらもあわせてお出かけくださいね。

3.グルメ度高し!味めぐりも楽しい個性派ぞろいの飲食店

南の駅やえせ|甚平に手ぬぐい姿でカレーを運ぶイケメンスタッフ
南の駅やえせ|ナチュラルファームHalever(ハルエバー)「オリジナルスパイスカレー」

施設内には、地元食材を使ったここでしか食べられないメニューやスイーツもたくさん。

個性派ぞろいの6店舗から、それぞれお気に入りをオーダーして、気持ちいいテラス席で食べることができます。

こちら「ナチュラルファームHalever(ハルエバー)」は、県産野菜と琉球ハーブ、発酵食で作ったオリジナルスパイスカレーやスムージーのお店。

乳製品や砂糖不使用、グルテンフリーなど優しさがつまったおいしさです。

南の駅やえせ|やぎや匠

「やぎや匠」は、沖縄名物のヤギ肉料理が味わえる専門店。

鮮度抜群の「ヤギ刺」は食べやすく、「ヤギ汁」は、塩・生姜・フーチバー(よもぎ)を入れてお好みの味に調整しやすいので、初めての方もぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

南の駅やえせ|春菓子店

「春菓子店」の看板商品は、わざわざ遠方から買い求めに来る地元ファンも多い〝紅いもっち〜〟。

ボリュームたっぷり紅芋のほっこりする甘さは、まさにここでしか手に入らない島スイーツです。

南の駅やえせ|韓国屋台「韓屋」のマダム
南の駅やえせ|韓国屋台「韓屋」目玉焼きの乗った料理
南の駅やえせ|韓国屋台「韓屋」チゲ

韓国は釜山出身のマダムが営む韓国屋台の「韓屋」では、月替りで登場するメニューが人気。

化学調味料を使わず、韓国の素朴な家庭料理にこだわった料理には、リピーターも多く、鍋持参で求めにくる地元主婦客もいるほど。

どの飲食店も、テイクアウトメニューが豊富で、根強い地元ファンが多いのもうなずけます。

南の駅やえせ|南国亭「南国アグーそば」
南の駅やえせ|南国亭「南国アグーバーガー」

 沖縄のソウルフードといえば沖縄そばも忘れてはなりません。

「南国亭」では、じっくり煮出したアグー豚の出汁がきいた「南国アグーそば」が味わえます。

その他、肉汁ジューシーなパテの「南国アグーバーガー」もオススメ。

南の駅やえせ|PARLOR

〝あぐろ珈琲〟といえば、兄弟3人がそれぞれコーヒー店を営むというユニークさで、県内のコーヒー好きの間ではちょっと知られた名店。

その3人の出身がここ八重瀬町。3兄弟の長男さんのお店「AGRO LOAST COFFE」が万を持してオープンしたのが、「PARLOR kt(パーラーノット)」です。

丁寧にいれられたコーヒーはもちろん、まるでコーラのような味わいの「ノスタルジックソーダ」やオリオンビール、ベジタリアン対応の「ソイミートビーツバーガー」などが楽しめます。

南の駅やえせ|具志頭のV字ガジュマルで遊ぶ小学生たち

「南の駅やえせ」のすぐ後ろには、学校があり下校時間ともなると子どもたちが大きなガジュマルの木めがけて駆け寄ってきます。

「地元の人も行き交う、旅人も行き交う。いろんな人々の笑顔が行き交うアジマァ(交差点)として、私たちもこのガジュマルみたいに、長く愛される場所としてこの地に根をおろしていければいいなと思います」と喜屋武館長は語ります。

Photo&text:鶴田尚子

(取材:2020年11月)

\ おすすめプラン紹介 /

住所: 沖縄県島尻郡八重瀬町具志頭659

電話番号: 098-851-3824

営業時間: 夏期:4〜10月10:00〜19:00/冬期:11〜3月10:00〜18:00

駐車場: あり

店舗詳細URL: http://yaese-station.jp
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