石垣島の最北端、平久保崎灯台近くに工房を構える「太朗窯」。
旅好きの掘井 太朗さんが世界中を旅して根をおろしたのが、石垣市内から車で約1時間の場所にある平野集落だ。
ふだん使いにもってこいの器から、オリジナルのシーサーや個性的な一点物の器まで、幅広いセレクトの「やちむん」が揃っています。
\ おすすめプラン紹介 /
1.日常使いの器
沖縄のやちむんらしいぽってりとしたやさしい風合いの器は、暮らしの中で毎日使いたくなるおおらかさがあります。
掘井さんは、沖縄読谷村の北窯で修行したのち石垣島へ移住し独立、2000年に「太朗窯」を立ち上げました。
「最初に習ったのが沖縄のやちむんだったので、自分のやちむんの原点はやはり沖縄のやちむんです。自分なりの作風のものを作りながらもなるべく原点に近づけるように作陶しています」
2. 石垣島の素材を使う
掘井さんが作るやちむんは、石垣島の粘土を基本に、窯の火が極端に強い場所には耐火性のある本土の土を混ぜて使っています。
釉薬は、主に周辺の木々を燃やして作った土灰や、さとうきび灰(バガス灰)などをベースに、市販の長石などの土石類材料を調合し、ポッドミルで摺り作っています。
作品に合わせて、灯油窯とイッテコイ窯(薪と重油併用)を分けて使用しています。
3. 一点物へのこだわり
掘井さんは、日常使いの器とは別に一点物の作品も作っています。
掘井さんが持っている壷のような器は「ウドゥ」といい、特注で製作した陶器の楽器です。
器の膨らみには丸い穴が空いていて、手で穴を覆いながら叩くと壷の首から空気が抜けてポンポンという太鼓を叩いたときのような音がします。
こちらは、「太朗窯」オリジナルのシーサー。
こちらは、今年の「石垣島やきもの祭り」のポスターにも載っている作品です。
「太朗窯」の一点ものの作品は、どれも個性的。
ここでしか購入できない唯一無二の作品と出会いに、石垣島北部へと旅に出よう。
photo &text : 水野 暁子
(取材:2022年10月)
\ おすすめプラン紹介 /
住所: 沖縄県石垣市平久保587-5
電話番号: 0980-89-2616
営業時間: 9:00~18:00(日没ごろ)
定休日: 不定休
店舗詳細URL: https://tarogama.jimdofree.com