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比嘉酒造

旅行で沖縄をまわるなら、一度は味わっていただきたいのが「泡盛」。

現在、沖縄県内にある酒造所の数は47。

それぞれの酒造所でこだわりの泡盛が造られています。

普段お酒を飲まない方も、旅行中はせっかくなのでテイスティングしてみてくださいね。

\ おすすめプラン紹介 /

目次

1.昭和23年創業。安心で美味しい泡盛を届ける酒造所

比嘉酒造|外観にある大きな缶

今回ご紹介するのは、沖縄では知らない人はいないほど有名な泡盛「残波」を製造する「比嘉酒造」です。

比嘉酒造は「安全でより美味しい泡盛を皆様にお届けしたい」をモットーに酒造りを行っています。

比嘉酒造|先代の比嘉

(画像提供:比嘉酒造)

比嘉酒造の創業は、太平洋戦争が終結した3年後の1948年(昭和23年)。

当時は物資が不足し、お酒も手に入りづらい時代でした。

お酒がないので代わりにメチルアルコールを飲み、失明してしまう人や亡くなってしまう方も後を絶たなかったそうです。

そんな悲惨な状況を目の当たりにし、心を痛めた比嘉 寅吉(ひが とらきち)氏は「1日も早くちゃんとしたお酒を造り、沖縄県民に良い泡盛を提供したい」という想いから、職務であった教師を辞め、未知の泡盛造りの世界へ飛び込みました。

比嘉酒造|初期の泡盛

(画像提供:比嘉酒造)

比嘉酒造は1953年に酒造製造免許を取得。

第一号泡盛「まるたか」を発売しました(現在、まるたかは終売になっています)。

2.県民に愛され続ける泡盛「残波」

比嘉酒造|「残白」と「残黒」

創業者の想いを受け継いだのは2代目の比嘉 健(けん)氏です。

泡盛は「男性が飲むお酒」というイメージが強かった時代に「女性や泡盛が苦手な方にも美味しく飲んでもらえる泡盛を」とオリジナルの蒸留機を開発し、1980年に「残波25度 ホワイト」と「残波30度 ブラック」を誕生させました。

「ザンシロ」「ザンクロ」の愛称で親しまれている泡盛は、ロングセラーとなり、現在比嘉酒造の主力商品となっています。

フルーティーな香りと透明感のあるスッキリとした口当たりが楽しめる「残波25度 ホワイト」と、キリッとした厚みのある味わいが特徴の「残波30度 ブラック」。

「残波25度 ホワイト」は、2007から2022年度、14年連続「モンドセレクション」金賞を受賞し、2009から2012年度、2014から2022年度には「国際優秀味覚賞International Taste Institute(ITI)」 二つ星を受賞。

「残波30度 ブラック」は、2009から2020年度、12年連続「モンドセレクション」金賞を受賞し、2020年度には「インターナショナル・ハイクオリティー・トロフィー」を受賞。

2015から2020年度には、「国際優秀味覚賞International Taste Institute(ITI)」二つ星を受賞しました。

比嘉酒造|泡盛を作る工程の様子

香りの良いタイ米と沖縄の気候に合った黒麹を使用し、減圧蒸留して造った泡盛は(多くの酒造所は常圧蒸留)軽快で爽やかな飲み口に仕上がります。

後味はスッキリ。滑らかでやさしい香りの泡盛は食事の邪魔をしないので、さっぱりとしたお刺身や野菜炒めから揚げ物、ラフテー(豚の角煮)まで幅広い料理に合わせてみてください。

比嘉酒造|泡盛を作る工程

3階建ての工場内では、洗米、浸漬、蒸米、製麹、アルコール発酵、蒸留作業が行われています。

比嘉酒造|貯蔵されている甕

▲貯蔵されている甕(かめ)は約500本!

3.泡盛がもっと好きになる「工場見学」

比嘉酒造|工場内の様子

比嘉酒造では工場(蔵)見学も実施中。

Webサイト上でも工場見学の動画が公開されていますが、どのような工場で、実際にどのように泡盛が作られていくのかを見ることができるので、泡盛に興味のある方はぜひ。

工場見学の最後には、試飲タイムも(運転される方は香りをお楽しみください)。

工場見学の所要時間は、試飲を含めて40分ほどです。

比嘉酒造|工場から見える景色

▲工場からは絶景も楽しめます

4.比嘉酒造限定品も揃うショップで買いたい沖縄土産

比嘉酒造|ZANPAファクトリーショップ外観
比嘉酒造|ZANPAファクトリーショップ店内の様子

2018年に敷地内にオープンしたZANPAファクトリーショップでは、泡盛の他にも、オリジナルグッズや琉球ガラス、やちむんなど、沖縄土産にもぴったりなアイテムを購入することができます。

比嘉酒造|残波プレミアムを紹介する店員さん

一番人気は、深く鮮やかなブルーのボトルが印象的な「残波プレミアム30度」。

新酒に5年をかけて熟成させた古酒を60%ブレンドした泡盛で、甕貯蔵独特の風味が感じられる古酒と新酒、両方の魅力が一度に味わえる1本です。

こちらは2011から2018年度・8年連続「モンドセレクション」金賞を受賞し、2019、2020年度には優秀品質最高金賞を受賞。

その他にも2011~2012年度、2014から2022年度には「国際優秀味覚賞(International Taste Institute)」で三つ星を受賞するなど、さまざまな賞を受賞しています。

比嘉酒造|ZANPAファクトリー商品一例(タンブラー)
比嘉酒造|ZANPAファクトリー商品一覧(Tシャツなど)

沖縄旅行の記念として購入する方が多いのは、真空断熱のステンレスタンブラーやTシャツ、前掛けです。

日常の中で使えるアイテムは、自分へのお土産にも最適。

比嘉酒造|ZANPAファクトリー商品一例(石鹼)

泡盛を製造する過程で発生するもろみ粕や読谷村産のモリンガ、宮古島の麻炭、浜比嘉島の天然塩など、沖縄素材を使った石鹸は女性から人気です。

比嘉酒造|ZANPAファクトリー商品一例(シークワーサースピリッツ)

2022年7月11日には新商品「残波シークヮーサースピリッツ」も登場。

こちらは残波(泡盛)をベースに、シークヮーサーの果皮から作った芳香蒸留水(シークヮーサースピリッツ)と泡盛残波をブレンドした1本です。

開発担当者のおすすめの飲み方は炭酸割り。

糖類は加えていないため甘くないので、食事にも合わせやすいのも魅力です。

比嘉酒造|商品一例(ゆずスパークリングなど)

どうしても「泡盛が苦手」という方には、高知県北川村産のゆず果汁を使用した泡盛残波ベースの炭酸入り飲料「ゆずスパークリング」や「残波ハイボール」、「残波シークヮーサーサワー」などもありますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

Photo&text:舘 幸子

(取材:2022年8月)

\ おすすめプラン紹介 /

住所: 沖縄県中頭郡読谷村長浜1061番地

電話番号: 098-958-2205

営業時間: 9:00〜17:00

駐車場: あり

その他: (工場見学)月曜〜金曜/1人500円(2名~)

店舗詳細URL: https://www.zanpa.co.jp
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