那覇空港から車で約50分、沖縄グルメの大定番・タコライス発祥の地と知られる金武町(きんちょう)。
地元住民が約2000食分の量のジャンボタコライスを完成させ、世界一のタコライスとしてギネス記録に認定されたこともあります。
そんな金武町で抜群の知名度を誇る「GATE1」をご紹介します。
1. 古いアメリカ映画さながらの雰囲気が好奇心を刺激
アメリカ海兵隊のキャンプハンセン第1ゲート前に佇む「GATE1(ゲートワン)」。
周辺は1960年代当時の面影が残り、異国情緒あふれる町随一の社交街として親しまれています。
国道沿いなのでドライブ途中のテイクアウトにもぴったり。
駐車場は国道から一本道を入ったところにある、「金武アクティブパーク」という無料の共同駐車場が便利でおすすめです。
アメリカのロードムービーから出てきたかのような雰囲気に、好奇心がくすぐられます。
外国人のお客さんも多いため英語のメニューがあり、米ドルが使えるのもこの辺りのお店ならでは。
30年以上、地元客に支持される名店「GATE1」。
那覇空港にも比較的近い那覇市と豊見城市に姉妹店があるので、金武町まで時間が無くて行きたくても行けないという方はぜひ訪れてみてください。
2. 牛肉100%タコミートのおいしさが光る極上の味
ずっしりボリューム満点の「タコライスチーズ野菜650円」。
味の要となるタコミートは合い挽き肉を使うのが一般的ですが、GATE1では肉の旨みを存分に感じられる牛肉100%。
ご飯はコシヒカリをミネラル水でふっくら炊き上げています。
そこに新鮮なトマトと、レタスのシャキシャキ感、コクのあるチェダーチーズが加わった、まさに黄金バランス。
店長の當山さんは「辛いものが苦手な方も食べられるようにタコミートは少しだけスパイシーな味付けにして、辛いものが好きな方はトマトベースの手作りチリソースをかけて辛さを調整できるようにしています」とステキな笑顔で教えてくれました。
タコライスと並ぶ人気の「タコス(5ピース)650円」は、コーン香る手作りの皮が絶品です。
特別な場所でしか食べられないイメージのタコスですが、沖縄には専門店があちこちにあり、ファストフード感覚で気軽に食べられています。
ランチにおやつ、ピリ辛チリソースをかければお酒のアテにもなる地元ウチナーンチュの大好物。
鉄板で焼いて寝かせておいた皮は注文を受けてから揚げてくれます。
「もちろんテイクアウトもおいしいのですが、サクサク食感が最も楽しめる出来たてがおすすめです」と當山さん。
3.ジャンボバーガーにタコライスボールなど豊富なメニュー
タコライスやタコス以外にも、ホットドッグからパスタ、カレー、やきそばまで揃う豊富なラインナップも魅力。
名物の「ジャンボチーズバーガー450円」は直径約15センチ、普通のバーガーの倍くらいの大きさです。
牛肉100%のジューシーな手作りパテをふわふわバンズでサンド。
豪快にかぶりつきましょう♪
オリジナルメニューの「タコライスボール150円」はタコライスの具を混ぜたおにぎりの中にチェダーチーズを入れて揚げた、子どもも喜びそうな味わいです。
知らずに注文すると驚くのがアメリカサイズのドリンクL/300円。
Mサイズ/200円と比べてみるとその差は歴然。
外国人の方は余裕で飲んでしまうそうですが、日本人なら2人でシェアしてちょうどいいくらいの量です。
沖縄に居ながら海外旅行をしているかのような不思議な気分に浸れる「GATE1」。
その雰囲気もさることながら、沖縄のB級グルメを語る上で欠かすことのできない一軒です。
Photo&text:金城 絵里子
(取材:2021年6月)
住所: 沖縄県国頭郡金武町金武4257
電話番号: 098-968-3743
営業時間: 10時〜21時30分(ラストオーダー20時30分)
定休日: なし
駐車場: 共同駐車場あり
座席: 約30席