「飲んだ後の〆ステーキが定番」という独自に発展した沖縄のステーキ文化。
アメリカ統治下時代の名残りから、脂身少なめ、赤身主体の本場スタイルが一般的で、専門店もたくさんあります。
だからこそ、お店選びには悩むところ。
そんな方におすすめしたいのが「サムズカフェ」です。
母体の「サムズグループ」は、1970年創業の老舗ステーキハウスとあって、さすが抜群の美味しさ!
観光客だけでなく、地元の方にも愛される名店です。
1.沖縄でステーキと言えば「サムズグループ」!

「サムズグループ」は、ハワイ出身のオーナーが1970年に創業した老舗ステーキハウス。
沖縄の本土復帰が1972年なので、それよりも前にできた長い歴史のあるお店です。
県内に9店舗を展開し、店舗ごとにコンセプトが異なるのも魅力。
「サムズカフェ」はカフェスタイルの肩肘はらないレストランで、グループの中でもお手頃な価格で楽しめます。
高速道路の北中城ICから車で約8分、米軍基地キャンプフォスターの入口近くにあり、沖縄にいながら海外を感じることもできます。
2.懐かしさ漂うアメリカンスタイルの老舗

オールディーズのBGMが流れ、70年代のアメリカを再現した古き良き時代の雰囲気と居心地のよさで出迎えてくれます。
この日はハロウィーンの時期だったので、店内もハロウィン仕様に飾り付けされていました。
クリスマスやバレンタインも華やかに装飾が施されるそうですよ。

ジャックオーランタンの陰に隠れていたのは年代物のジュークボックス。

支配人の知念康博さんは「サムズグループ」に勤めて30余年。
最初はバーテンダーからスタートしたという、生粋のサムズ愛の持ち主です。
いつも忙しくしている知念さんですが「お客様から美味しかったよと声をかけてもらえると、その言葉や笑顔がとても力になります。美味しいお料理をこの空間ごと楽しんでいただきたい」と話してくれました。
3.驚異のボリュームを誇る「肉×肉」の欲張りセット

ガツンと食べたい方には「サーロインステーキ&バーベキュースペアリブ3,245円」のコンビネーションがおすすめです。
熱々の鉄板で、はふはふしながらいただくステーキ。
引き締まった赤身は噛むほどに肉本来の旨味が広がります。
ソースはガーリッククリームソースとオニオン味のオリジナルソース2種類ありますが、人気はガーリッククリームソース。
遠く県外からこちらのソースを購入したいとわざわざ訪れるお客さんもいるそうです。
バーベキュースペアリブは秘伝のソースを塗って焼き上げ、再び塗って焼き上げを繰り返し、丁寧に手間暇かけて調理することで、骨から肉がスッと取れるほど柔らかく仕上がっています。

全てのメニューに特製スープ、ガーデンサラダ、パンまたはライスが付くのも嬉しいですね。
特製スープは「サムズグループ」名物のカレースープ。 昔から変わらない味わいで安心感があります。

ガーデンサラダのドレッシングは和風クリームとイタリアン、スパイシーなコブの3種類から選べます。
一番人気の和風クリームは、わさびのツンとした爽やかな刺激がやみつきになりますよ。

見た目も可愛いクランベリーベーグルとバターパン。
「サムズグループ」でお馴染みのパイナップルの果肉入りバターを付けると格別です。

「オーバーザレインボー605円」は、きれいなグラデーションが目を引く一杯。
メロンとクランベリージュースの甘酸っぱさと香りが口いっぱいに広がります。
混ぜる前に写真撮影もお忘れなく♪お洒落なドリンクは全てノンアルコールにできますよ。
オールドアメリカンな雰囲気が漂う名店「サムズカフェ」。
こちらなら心から満足できるステーキにきっと出会えるはずです。
Photo&Text:金城 絵里子
住所: 沖縄県北中城村安谷屋1934
電話番号: 098-935-3699
営業時間: ランチ 11:30~15:00(L.O.14時)/ディナー 17時〜23時(L.O.22時)
定休日: 年中無休
駐車場: あり