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さしみ居酒屋 糸満屋

鮮魚店を併設した「糸満屋」は魚好き必見の名店。

3代目店長の父がマグロ専門のセリ人ということも相まって、おいしい魚料理を目当てに多くの地元客が訪れています。

さらに突筆すべきはその安さとボリューム。

およそ一人前とは思えない量の刺身盛りに、沖縄風ミックス天ぷらは20個も入ってなんと550円!

うれしい驚きとともにその魅力にハマり「滞在中の夜ご飯は必ずココ」という人も少なくありません。

目次

1.アットホームで地元客に愛される那覇市三原の人気店

さしみ居酒屋

ゆいレール安里駅から車で約5分、那覇市の住宅地に佇む「糸満屋」。

鮮魚店の入口は左、居酒屋の入口は右になっています。

満席の日もあるので予約しておくのがベター。

さしみ居酒屋

店名の「糸満屋」は初代店主が糸満市出身だったことから。

現在は3代目店⻑の新里有加さんが中心となって切り盛りしています。

さしみ居酒屋

先代と新里さんは血縁関係こそありませんが、新里さんの父が10代の頃から「糸満屋」に魚を卸しており、新里さんも仕事を手伝っていたことから家族ぐるみの付き合いをしていました。

あるとき2代目から店を閉めると聞いた新里さんは、地元の人に長年愛されてきたこの場所がこのまま無くなってしまうのは惜しいと思い自身が受け継ぐことを決意。

さしみ居酒屋

2012年に店長となり「最初は慣れない仕事に失敗することもありましたが、常連さんが“なんくるないさー(何とかなるさ)”の精神で何でも『大丈夫よ〜』ってやさしく声をかけてくれて、そんなお客さんの姿にとても救われました」と当時を振り返ります。

常連さんの中には新里さんを娘のようにかわいがってくれる人も多いそう。

予約の電話もまるで自宅にかけるかのように繰り広げられ、お客さんとの距離の近さからも愛されていることがよく分かります。

2. 毎朝仕入れる鮮魚がおいしく、リーズナブルに味わえる!

さしみ居酒屋

人気の「刺身盛り(一人前)1,320円」は二〜三人前くらいの量で、どれも1センチほどの厚みがあり食べ応え抜群!県産マグロやカンパチ、真鯛、沖縄三大高級魚のアカマチなど常時約9種が日替わりで提供されます。

新里さんの父は、この道40年のマグロ専門のセリ人。

毎朝、那覇市の泊(とまり)市場で新鮮な魚を仕入れます。

沖縄のマグロは近海で漁れるため冷凍しない「生鮮マグロ」。

中でも新里さんの父が目利きを行ったマグロは、鮮度はもちろん、色、ツヤ、ハリも格別です。

テイクアウトも同じく大盛りなのでおすすめ。

さしみ居酒屋

ほとんどのお客さんが注文するという「ミックス天ぷら550円」は、この安さで揚げたての魚とイカ天が20個も!コロコロまあるい一口サイズで食べやすく、ぽってり分厚い衣は味がしっかりついていてそのままでもおいしい。

沖縄県民でも見分けるのが難しい魚とイカですが、よく見ると衣から茶色っぽく透けて見えるのが魚で、真っ白なのがイカのようです。

冷めてもおいしいので、もしも食べ切れない場合は持ち帰りもできますよ。

さしみ居酒屋

「にがな和え(大)770円」。

にがなはほろ苦い沖縄の薬草で胃にやさしく、二日酔いしにくいといわれているのでお酒を飲む人にもおすすめ。

なかなか他の居酒屋ではお目にかかれないメニューなので一度は食べてほしい一品です。

さしみ居酒屋

泡盛は30種以上を取り揃え、「忠孝」や「久米仙ブラウン」「菊之露ブラウン」など一合500円から楽しめます。

さしみ居酒屋

「スタッフの顔を見に、いつでも気軽に来ていただけると一番うれしいです」と新里さん。

水揚げされたばかりの魚をリーズナブルに、さらに圧倒的なボリューム感で振る舞ってくれる「糸満屋」。

「今日は海鮮が食べたい!」「お魚とお酒を楽しみたい!」というときに最適な一軒ではないでしょうか。

Photo&Text:金城絵里子

(取材:2022年4月)

住所: 沖縄県那覇市三原3-20-9

電話番号: 098-853-9052

営業時間: 17時〜23時45分

定休日: 日曜日

駐車場: あり

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