緑豊かな森のなか、店名通りの自然体で食事が楽しめるレストラン。
しっかりしたイタリアンフレンチをカジュアルにいただけます。
食材は地元南城産を中心に県産にこだわり、魚はオーナーシェフがセリに参加して仕入れるほど。
新鮮な食材を確かな技術でアレンジした料理は、味はもちろん見た目の美しさも堪能できます。
1.イタリアンフレンチのコース料理を提供
ランチは、お魚メインのコースが1種類。
ディナーはメインがお魚、もしくはそれにお肉を追加したコースの2種類からチョイスできます。
なお、お肉を追加する場合は2名様からとなります。
取材させていただいたのは、ディナーコースの例。
ちなみにコース内容は3週間ごとに変わります。
この日の「果物と地魚の前菜」は、白ウリとサワラ、そしてクレソンが使われた、非常に美しいひと皿です。
「地元産からし菜とクレソンピューレの冷製パスタ」は鮮やかなグリーンが印象的。
イタリア直送オリーブオイルでいただきます。
器の美しさも楽しめます。
メインは「知念漁港直送鮮魚のソテー・地元野菜添え」。
この日のお魚はマンザイウオで、ブラッドオレンジとシェリービネガーの泡のソースと地元産赤ピーマンのピューレ、そしてパプリカパウダーをまとっています。
デザートは「ドラゴンフルーツとクランベリーのテリーヌ仕立て」。
パイナップルとシークヮーサーのジェラートがのっています。
ワインは、料理に合うようイタリア産を中心にラインナップしています。
2.南城市を中心とした県産食材へのこだわり
食材は地元産にこだわり、オーナーシェフの日向紀彦さんは知念漁港のセリに参加して新鮮なお魚を仕入れます。
もちろん野菜も地元で採れた物が中心。
こうした食材のよさを活かすことに情熱を注いでいます。
さらにパンやジェラートなども自家製。コーヒーも自家焙煎です。
料理も含めて、すべてここだけのオリジナルな味わいを提供しています。
3.しっかりした料理を楽しんでもらえる環境
海の見える高台、まわりを囲む緑の木々、シンプルながらセンスのいい建物とインテリアなどもこのお店の特徴です。
しかし、日向さんによると、それは食べることを中心とした環境作りによるものだそうです。
店内は広々として落ち着ける空間。
カジュアルに、そしてナチュラルな気分で過ごせます。
あちらこちらに飾られたドライフラワーも目で楽しむことができます。
国道331号から細い道を山の方へ入った場所にあります。
佐敷小学校そばの大きな鳥居を曲がれば、あとはいくつかある案内板に従って行けば問題なく着けます。
「まず、どうしたらおいしく食べてもらえるかを考え、それに合わせてまわりを整備しました。植裁なども自分たちでやったのですよ」といいます。お手ごろな値段で食べることを心から楽しめるお店といっていいでしょう。
text: 吉田 直人
Photo:根原 奉也
(取材:2020年8月)
住所: 沖縄県南城市佐敷佐敷138-1
電話番号: 098-947-6203
営業時間: 11:30~15:00/18:00~20:30
定休日: 火曜日・水曜日(祝日の場合は営業)
駐車場: あり
店舗詳細URL: http://natural-blog.benatural.sunnyday.jp/