北谷町砂辺にある人気の”泊まれる”CAFE「AIEN COFFEE&HOSTEL」の系列店として、北中城村の住宅街にベーカリーが2023年7月にオープン。
その名も「AIEN BAKERY(アイエンベーカリー)」。
地元民にも観光客にも人気の「AIEN COFFEE&HOSTEL」が生んだべーカリーだけあって、オープン当初から話題になり、隠れ家のような場所でありながら多くの人で賑わうスポットとなりました。
1.30種類以上から選べる、種類豊富なパン
AIEN BAKERYがあるのは、北中城村の高台の住宅街の奥にある静かな場所。
木々に囲まれた場所で陽の光を浴びながら、たくさんのパンがずらりと並んでいます。
パンの数は平日で約30種類、土日で約40種類もの豊富さ。
おかず系からスイーツ系、冷蔵のパンなどバリエーションゆたかに並びます。
ほとんどのパンはソフト系で、ハード系は少なめ。
どれも人気ですが、特にリピーターが多いのはもちもち生地のチョコスティックとシナモンロール、チーズベーグル、玄米で作った食パンは特に人気商品なのだとか。
ドリンクメニューも豊富で、珈琲は、沖縄市の珈琲店「AMBER HOLIC.(アンバーホリック)」に特注したオリジナルの珈琲豆を使用。
自家製の酵素ジュースやチャイラテなど、購入するパンにあわせて買い分けるのも楽しそうです。
2.毎日食べたい「日常に寄り添うパン」
お店に並ぶパンにテーマをつけるとしたら、「日常に寄り添うパン」。
ごはんとおかずを食べるように、バリエーションゆたかな食材と組み合わせ、毎日食べても飽きないパン作りを心掛けています。
日常に寄り添うためにもうひとつ大切にしているのは、栄養が摂れて、パンとしてもおいしいこと。
たとえばパンに使う小麦粉は国産にこだわり、熊本と北海道の粉をシーズンや作りたいパンのイメージに合わせて組み合わせを変えながら使用しています。
食材の産地は、手に入らないもの以外はなるべく県産のものを使用。
さらに、なるべく出来合いの具材は使わず、できる限り手作りしています。
たとえば土日限定商品のフィッシュサンドは、メカジキを昆布締めしたものが具材。
アイディアの新しさしかり、いろんな栄養が摂れるのも嬉しいポイントです。
3.公園で過ごすようなひとときを提供
AIEN BAKERYはベーカリーでは珍しく、滞在そのものを楽しめる空間作りも魅力。
店舗奥にはコンクリート打ちっぱなしの簡素な空間が用意されており、訪れた人が自由に過ごすことができます。
一部ポップアップやイベント用に造られたスペースもあり、取材の日はハンドメイドの子ども服が販売されていました。
店舗外にものんびりできるスペースがあり、店内・外に用意されたスペースはどちらも「公園で過ごすような時間を提供したい」という想いから造られています。
なんでも「空調の効いた公園と、沖縄の太陽を浴びられる公園があり、その中間地点にパン屋がある。」そんなイメージでこの場所を造ったのだそう。
自然に囲まれていながら店内は無機質。
洗練された空間に色とりどりのパンが並び、その真ん中でスタッフさんが常に笑い合っている。
全体の心地よい空気感がとても印象的でした。
シンプルなのに明るくて、なんともいえない居心地のよさが漂うAIEN BAKERY。
明日の朝ごはんの調達はもちろん、旅の小休憩スポットとしてもぴったりの場所でした。
Photo&text:三好 優実
(取材:2023年10月)
住所: 沖縄県北中城村仲順263番
料金目安: 180円~
営業時間: 8:00~16:00(売り切れ次第Close)
定休日: 月曜日・水曜日
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://www.instagram.com/aien_bakery/?img_index=1