2021年07月27日
Okinawa Soba EIBUN(おきなわそば えいぶん)|味わい豊かなメニューで、人気沖縄そばの奥深さに触れる
沖縄県民のソウルフードのひとつ「沖縄そば」。
「お気に入りの1杯を探して食べ歩きするのが楽しみ!」という沖縄リピーターも多いのでは。
沖縄そばとひと口に言っても、地域や店ごとにその味わいは千差万別。
そんな沖縄そばの奥深さに気軽に触れることができるのが那覇市壺屋にある「Okinawa Soba EIBUN(おきなわそば えいぶん)」です。
1.国際通り・牧志公設市場・壺屋散策で立ち寄りたい沖縄そば屋
「EIBUN」へは国際通りや牧志公設市場(現在は建て替えのため仮設市場にて営業中)、壺屋やちむん通りや浮島通りなど、那覇中心部の人気エリアから徒歩でアクセス可能。
木の温もりあふれる店内は気取らずおしゃれな雰囲気で、女性のおひとりさまの姿も多くみられます。
元スタッフによる手描きのメニューにほっこり。
沖縄そばの種類が豊富なうえに、プラス料金で好みの麺に変更したり、トッピングを追加することもできます。
2.定番から変わり種、常識をくつがえす進化系沖縄そばも
「どれにしよう…」と迷う方にまずオススメなのは人気No.1の「BUNBUNそば 」。
豚肉トッピング4種がドーンと鎮座する定番沖縄そばのひとつで、この1杯にEIBUNの魅力が詰まっています。
こちらは牛肉もやしニラ炒めとパクチーをどっさりのせた「牛もやしパクチーまみれ」。
レモンやサイドについてくるパクチーソースで味変もできる、通好みの一品です。
「ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)」は別オーダー(写真提供/Okinawa Soba EIBUN)
この店をリピートするならカウンターの「黒板メニュー」もお楽しみ。
ぶっかけそばや味噌そば、アジアン風そばなど、沖縄そばの常識をくつがえす珍しいメニューが期間限定で登場します。
評判がよければ通常メニューに仲間入りすることもあるそうですよ。
3.最後まで飲み干せるやさしいダシ。親しみ深い沖縄の味を世界へ
「この店は沖縄そばの魅力を世界に広めるための実験の場」そう語る店主の栄文さんは岩手県出身。
沖縄出身の友人を通じて沖縄そばの食文化としての魅力にのめり込み、沖縄そば屋をやりたくて2012年に沖縄に移住したそうです。
「沖縄そばの奥深さに触れずに店は出せない」と、4年の歳月をかけて県内のいくつかの有名店で修行を積みながら、食べ歩いた沖縄そば屋は500軒以上。
自身の店を持ってからも、日々「親しみやすくておいしい沖縄そば」の真髄を追求し続けています。
「沖縄そば屋として、スープはオーソドックスな沖縄そばからブレないようにしています。豚骨・昆布・かつお節のみを使い、最後まで飲み干せるようなやさしい味に仕上げたスープは、具材や麺との組み合わせでさまざまに変化するんです」
そう目を輝かせる栄文さんは、フレンチの料理人経験やシンガポール在住歴もある個性派。
シンガポールやニューヨークに沖縄そば屋を出店して、沖縄そばを世界に通用する日本食にするのが夢だと語ります。
(写真提供/Okinawa Soba EIBUN)
この店の味や栄文さんの思いに惚れこんだら、おみやげや贈りものもいかが。
EIBUNの「炙り軟骨ソーキそば」などの商品は、オフィシャルの通販サイトからお取り寄せもできますよ。
Photo&text:藤井 千加
(取材:2019年11月)
Okinawa Soba EIBUN(おきなわそば えいぶん)
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1-5-14
- 電話番号
- 098-914-3882
- 料金目安
- 800円〜
- 営業時間
- 11:00~17:00(L.O. 16:45)
- 定休日
- 水曜
- 駐車場
- なし(近くにコインPあり)
- 座席
- カウンター9席、テーブル14席
- 喫煙
- 全席禁煙
- その他
- 年末年始・旧盆は営業。週末の昼時は混み合うので時間に余裕を持って訪れるのがベター。