ちゅるげーそば 中城店

沖縄本島中部の東海岸にある中城（なかぐすく）村。昔ながらの暮らしと文化が残る、のどかな住宅街に「ちゅるげーそば 中城店」は店を構えています。

近くには世界遺産の中城城跡など有名な史跡もあるので、観光のドライブがてらぜひ訪れてみてください。

1.伝統的な琉球古民家で癒しのひとときを

築85年になる琉球古民家を活用した「ちゅるげーそば 中城店」は、赤瓦屋根や石垣などの情緒あふれる佇まいが魅力。晴れた日には素敵な庭にあるテラス席もおすすめです。

広々とした座敷は、まるでおばあちゃんの家に来たかのような心地よさ。沖縄民謡が流れ、ゆったりとした空間が広がっています。

2.麺とスープを選んで自分好みの一杯をつくろう！

バリエーション豊かなメニューは、麺が「細麺・平麺・ちぢれ麺」の3種から選べます。

沖縄そばには珍しい替玉もあります。

スープも、「あっさり・こってり・塩」の3種から選ぶことができ、9通りの食べ方が楽しめます。

店主イチオシの「ちゅるげーそば」は、三枚肉（バラ肉）とソーキ（スペアリブ）、てびち（豚足）がトッピングされた全部乗せ的なメニュー。

今回は細麺とあっさりスープを注文してみました。

あっさりしながらもコク深いスープは県産鶏と豚、鰹節の三段仕込み。コシのあるストレート麺との相性も抜群です。

11時～15時のランチタイムは沖縄そば1杯につき、ジューシー（沖縄風炊き込みご飯）1杯無料。また、お子様そばセットを1グループにつき3セットまで無料！（小学生まで対象）とサービス満点です。

人気の「塩軟骨ソーキそば（大）」は、トロトロになるまで煮込まれた軟骨ソーキが絶品です。ちぢれ麺と塩スープの組み合わせがおすすめ。

弾力のあるちぢれ麺がスープと絶妙に絡みます。

県産鶏と昆布、鰹の出汁を県産塩「ぬちまーす」でバランスよくまとめたスープは、まろやかな口あたりで最後の一滴まで飲み干せますよ。

「ちゅるげーそば」のそばは毎日食べても飽きないくらいおいしいと教えてくれたスタッフの上村さん。「お客さんが笑顔でおいしかったよ」と言ってくれるのがとてもうれしいといいます。

おいしい沖縄そばと、それらを味わう人々の笑顔が集う店。昔ながらの古民家で食べるというのも、思い出に残る特別な体験になるのではないでしょうか。

Photo&text:金城 絵里子

（取材：2020年1月）