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がじまんろー

沖縄のカフェというと、海の見えるカフェが定番ですが、沖縄の大自然を感じられる山にも魅力が満載です。

「がじまんろー」があるのは、沖縄本島北部、手付かずの自然が多く残る“やんばる”地域。

隠れ家のような森カフェでゆっくりひと休みしませんか?

目次

1.季節の花が彩る庭と緑の色濃い山が目の前に

がじまんろー|緑に囲まれた店舗外観

人気観光スポットの沖縄美ら海水族館や古宇利島の北に位置する大宜味村(おおぎみそん)。

「がじまんろー」へは海岸沿いの国道を離れてから、店まで山道がしばらく続きます。

少し不安になるかもしれませんがご安心ください。

看板や車のナビ通りに進むと、山小屋風の建物にたどり着きます。

どうか途中であきらめないで!

がじまんろー|店舗内観

木の温もりあふれる店内には、大きな窓から光がたっぷり差し込んでいます。

月曜から木曜のみの営業で比較的人が少なくて静かなので、のんびり過ごしたい日にぴったりです。

ほかの場所とは時間の流れが違う気がします。

がじまんろー|店舗から見える森

人気のカウンターには眺めを絵画のように切り取った窓。

中央に見える橙色の花はハイビスカスの原種なのだそうです。

ほかにも赤やピンク、黄色などのハイビスカスが咲き、その周りを蝶々が飛んでいました。

がじまんろー|店舗から見える、坊主(ぼーじ)森と子抱(くゎーだき)森

席に着くと、坊主(ぼーじ)森と子抱(くゎーだき)森の壮大な景色が広がっています。

左が坊主の頭に、右のふたつのでっぱりが母と子の頭に見えると、森の名前の由来を教えてくれたのは店主の真謝江美子(まじゃえみこ)さん。

大宜味村は旦那さんの出身地で、村のありのままの自然を活かした空間をつくりたいとカフェをオープンしました。

庭のシークヮサー畑は真謝さん夫妻の畑で、なんと現役のシークヮサー農家さんでもあります。

畑仕事が忙しいときはスタッフに店を任せていますが、普段はひとりでゆっくり営業しています。

がじまんろー|座敷席

趣のある広々とした座敷。

赤ちゃんから地元のおじいおばあまで幅広い層が利用しています。

もちろん、こちらからも美しい景色を眺めることができますよ。

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おいしい空気に、鳥のさえずり。

景色を眺めながら、縁側のロッキングチェアに揺られて、いつまでもぼーっとしていたくなる心地良さです。

がじまんろー|亜熱帯の植物が生い茂るテーブル席

手の届く距離に亜熱帯の植物が生い茂るテーブル席。

外で、大人数で過ごしたい方にもおすすめです。

がじまんろー|ヤギ

昔から沖縄では自宅でヤギを飼っていることも多く、庭には、お食事中のかわいいヤギがいました。

小さな子ども連れの方にも喜ばれそうですね。

2.農家の店主がおもてなし。畑の恵みを味わおう

がじまんろー|手作りのピザ

手作りのピザは薄めの生地でパリッと香ばしく焼き上げられています。

バジルの代わりに庭でとれたフーチバー(ヨモギ)がのっているのもポイント。

生のヨモギがチーズと相性抜群でクセになるおいしさです。

トマトは友人のトマト農家さんからいただいたものを使うこともあるそうですよ。

がじまんろー|ケーキとドリンクのセット

「ケーキとドリンクのセット」のおすすめドリンクは「手しぼりシークヮサー」。

目の前の畑でとれた、無農薬のシークヮサーの爽やかな酸味と豊かな香りが楽しめます。

12月〜1月頃には完熟した黄金(くがに)シークヮーサーが使われるそうなので、その時期を狙って訪れるのもおすすめです。

ケーキは「黒蜜きな粉のロール」や、庭のヨモギを使った「フーチバーケーキ」、「本日のケーキ」などが常時3、4種類。

どれも素朴な味わいに心が和みます。

店名の「がじまんろー」は、真謝さんが両親から受け継いだシークヮーサー畑の呼び名が由来。

沖縄の方言で「豊かな実りの畑」を意味する縁起のいい言葉で、作物がよく育ち、そこに人がたくさん集まるという願いが込められています。

真謝さんのやさしい人柄と豊かな自然に惹かれて、カフェに人が集まる様子はまさに「がじまんろー」といえるのではないでしょうか。

Photo&text:金城 絵里子

(取材:2020年8月)

住所: 沖縄県国頭郡大宜味村923-3

電話番号: 0980-44-3313

営業時間: 11時〜18時

定休日: 金・土・日曜日

駐車場: あり

座席: 約22席

喫煙: 全席禁煙(屋外は分煙)

店舗詳細URL: https://gajimanrou.ti-da.net
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