
石垣島を代表する美しい眺めの川平湾。
そのすぐ近くにあるJoo Chiat Café(ジュー・チャット・カフェ)は、海南チキンライスやナシ・ゴレンなど、東南アジアごはんが食べられるすてきなカフェです。
1.シンガポールから引っ越して石垣島でカフェをオープン

シンガポール出身のコリン・ロウさんとゆりこさん夫妻が営むJoo Chiat Café。
Joo Chiatはシンガポールにある地名で、おふたりはそこで暮らしていましたが、自然豊かな場所に住みたいと家族で石垣島に引っ越すことに。
しばらく空き家になっていた沖縄らしい赤瓦のお宅を改装してカフェに生まれ変わりました。

ゆりこさんは飲食の仕事をしてきたわけではありませんでしたが、石垣に越してくる前に、シンガポールの調理師学校に通い、さまざまなレストランで数ヶ月ずつ働かせてもらって修行したのだそう。
シンガポールはマレーシアや中国などの文化が混ざりあう国で、実に多様なフードカルチャーがあるのだとか。

2.お庭に育つフルーツや野菜、ハーブをふんだんに

フレッシュなハーブがたっぷり盛り付けられたプレートは、「ナシ・ウラム」というマレーシアのハーブライス。
お米の青い色は、上にのっているバラフライピーのお花の色です。
ハーブのほとんどはお庭で育てているものです。
ハーブは、レモングラスにミント、ホーリーバジル、ウコンの葉、コブミカンの葉など、7種類ほど、それから自家製の、サンバルという東南アジアご飯には欠かせないチリソース、そしてシークヮーサーが添えてあります。
ざっくり混ぜていただくと、暑い日にもさっぱりと元気になれる味です。

こちらは「海老入りナシ・ゴレン」。
マレーシアやインドネシアのチャーハンで、旨辛な味付けがくせになります。
目玉焼きもえびせんも全部混ぜて食べるのが現地流です。

「サグ・パニール」は本場ではほうれん草とチーズのカレーですが、Joo Chiat Cafeでは、庭の空芯菜と揚げカッテージチーズのクリームカレー。
スパイスが効いてピリッと辛いカレーが、きれいな色のターメリックライスととてもあいます。

「島バナナチョコレートケーキ」や「ヴィーガン キャロットケーキ」などの手作りスイーツ、そして、「庭のグァバジュース」、「自家製シトラスソーダ」などお庭のフルーツやハーブをつかったドリンクも充実しています。

それから予約制で、お昼にはない単品メニューをディナーでいただくこともできます。
自然に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごせるJoo Chiat Caféで、島の旬な素材をふんだんにつかったオリエンタルなごはんをぜひ食べてみてください。

Photo:水野 暁子
Text:笹本 真純
(取材:2023年10月)
住所: 沖縄県石垣市川平990
電話番号: 0980-87-6173
営業時間: 10:00~16:00
定休日: 日曜・月曜
駐車場: あり
店舗詳細URL: https://www.instagram.com/jccafekabira/?hl=ja