On the Beach CAFE（オンザビーチカフェ）

世界遺産の「今帰仁城跡（なきじんじょうあと）」のふもと、沖縄美ら海水族館からも車で約7分という便利なアクセスにありながら、カフェ好きなウチナーンチュにもまだあまり知られていない超穴場的存在のカフェ。

青い海が目の前に広がる絶景は、インフィニティプールならぬ、まるで“インフィニティ・カフェ”。

地元食材をふんだんに使ったフードやスイーツはもちろん、海を見ながらシーサー作り体験ができるのも魅力です。

忘れられない思い出とお土産、たくさん持ち帰ってくださいね。

1.天然の砂浜「シバンティーナビーチ（今泊ビーチ）」が目の前に広がる“インフィニティ・カフェ”

今帰仁村今泊（いまどまり）ののどかなさとうきび畑を抜けると、東シナ海が目の前に広がるのは天然の砂浜「シバンティーナ ビーチ」。

その潮騒のBGMをひとりじめするかのような特等席に佇むのが「On the Beach CAFE」です。

大きく開け放たれた窓の外からは、真っ白い砂浜と海と空の青のグラデーションが目に飛び込んできます。

もちろん、店内は全席オーシャンビュー！カウンター席に座れば、目線の先に続くのは、東シナ海一色。

そう、インフィニティプールさながらの〝インフィニティ・カフェ〟とでも呼びたくなるような大パノラマが迎えてくれます。

晴れていれば正面の水平線上に、伊是名（いぜな）島と伊平屋（いへや）島を望むこともできます。

カフェからは、目の前のシバンティーナビーチへも直接おりることができます。

カフェタイムでくつろぎながら、ビーチコーミングや散策を楽しむこともできる、自然との一体感を大切にした、まさに心から海に癒される空間です。

カフェの左手からは、〝今泊のハートロック〟と呼ばれるノッチ岩。

そして、遠く本部（もとぶ）半島と伊江（いえ）島が見渡せます。

2.地元食材で彩る！料理も景色もフォトジェニック

心地よい海風にふかれながらぜひ味わってほしいのがこちら。

沖縄県産豚肉のパテとたっぷりの県産野菜が自慢の「琉球ハンバーガーランチ」（1,200円）は、ミニ沖縄そば、海ぶどう、デザート、ポテトフライがセットに。

沖縄そばを合わせちゃうところがユニークでしょ!?

人気のオキナワンフード「タコス」をピザにアレンジした「たっぷり野菜のタコスピザランチ」（1,400円）は、クリスピーな生地の上にスパイシーなタコスミートとチーズ、季節の島野菜をトッピング。

1人でもぺろりと平らげちゃうおいしさです（ミニ沖縄そば・海ぶどう・デザート付き）。

シェフ特製の「手ごねハンバーグランチ」（1,600円）は、あふれる肉汁とデミグラソースの濃厚な味わいがベストマッチング。

食べ応えありの一品です（島野菜サラダ・ミニ沖縄そば・海ぶどう・パン・デザート付き）。

トロピカルフルーツたっぷりのスイーツたちも見逃せません！

「沖縄パンケーキ南国マンゴー」（700円）は、マンゴージェラートにマンゴー果肉、さらにマンゴーソースがかかったマンゴーづくしのパンケーキ。

他にも、紅芋ジェラートとサーターアンダギーに黒糖ソースがけの「沖縄パンケーキ紅芋アンダギー」や、ミルクジェラートにドラゴンフルーツとココナッツソースのかかった「沖縄パンケーキトロピカルミルク」もおすすめです。

ドライブの途中で立ち寄ったハンドルキーパーさんにもうれしいノンアルコールカクテル（800円）も種類が豊富。

海辺のリゾート気分を盛り上げてくれますよ。

3.青い海を見ながら思い出にシーサー作り体験！

そして、ここでのもうひとつのとっておきの楽しみがこちら。

海を眺めながらのシーサー作り体験です。

作ってすぐにお土産として持ち帰れる「シーサー絵付け」（20分〜／1,600円）「素焼きシーサー」（60分／2,100円）体験から、琉球土をこねて作り上げる「陶器シーサー」（90分／3,200円）や漆喰と赤瓦で作る「漆喰シーサー」（60分／2,600円）など、予約不要でお手軽なコースから本格的な体験まで時間や予算に合わせてメニューが選べます。

世界にたったひとつ、自分だけのオリジナルシーサー作り体験や、店内では県内在住のシーサー作家さんたちの作品も数多く取り扱っているので、お気に入りのお土産探しまでできちゃいますよ。

お天気のいい日には、ぜひ二階席へも足を運んで見てください。

オープンエアーの空間からは圧巻のパノラマビューが押し寄せます。

一枚の絵画のように大きなフレームに切り取られた景色は、何時間でも見ていたくなるような美しさです。

旅のキャンバスは、いつしかゆっくりとコバルトブルーの海に染められていきます。

Photo&text：鶴田尚子

（取材：2021年2月）