【閉店】cafe gyutto（カフェ ギュット）｜本部町の緑深い森に抱かれて心から安らぎ、楽しむひととき

桜、梅、アジサイ、ベゴニアといった季節の花々が山を彩り、おいしいミカンもたわわに実る本部（もとぶ）町伊豆味（いずみ）。

この自然豊かな里にあるこちらのカフェは、一年中緑の森に囲まれ、窓外の風景を眺めているだけで心が安らぎます。

もちろん心のこもった料理やスイーツ、コーヒーも楽しめます。

1.斜面を昇ったその先はまるで別世界

沖縄でもこうしたタイプのカフェは、ほとんどないといっていいでしょう。

それは駐車場から店内へ入るのに、急な斜面を昇る必要があること。

こう書くとなんだか大変そうですが、店内からの景色はご褒美のようなすばらしさです。

建物はまわりの森に溶け込んでおり、窓からは緑の木々一本一本が、まるで手に取れるよう。

自分が森の一部になったような感覚にとらわれます。

駐車場からは、この石の階段を昇ってお店の入口に到着します。

少し大変かもしれませんが、昇ったかいは十分あります。

 店内の角にある小あがりは窓も大きく、まさに特等席といっていいでしょう。

2.森のなかのカフェで電車が走る？（老朽化の為撤去）

※鉄道模型のジオラマは、老朽化の為撤去されたとの事です。ご了承くださいませ。

もうひとつ、他のカフェにない特徴は、店内を電車が走っていること。

もちろん本物ではなく模型ですが。

とはいえ、まわりの風景が再現された中を、こちらも本物を忠実に再現した車両が走ります。

別料金で運転体験も可能。

大人も子どもも夢中になることうけあいです。

鉄道模型は、情景も再現したレイアウトとなっています。

こうしたものは沖縄では数少ないので一見の価値ありです。

新幹線の試験車両、いわゆるドクターイエローもリアル。

パワーユニットで運転体験もできます。

3.ハンバーグもスイーツもオーガニックコーヒーも逸品

お食事なら「島豚あぐーのハンバーグ」で決まりでしょう。

あえてビーフを使わない豚肉のみのハンバーグは驚くほどジューシー。

島豚あぐー肉のうまみが凝縮されたような肉汁が口の中で広がって、うれしい気分になれます。

スイーツなら、「べにいもパウンドケーキ」もおすすめ。

もちろん手作りで、シークヮーサー果汁を加えており、味のアクセントとしても役立っています。

コーヒーも自慢の一品。

近隣にある中山コーヒー園の豆をメインに使い、cafe gyutto自家製の豆をブレンドしたりもするそうです。

もちろん農薬などを使わずに栽培された豆だから安心。フレッシュで甘みが強いのも特徴です。

リピーターも多い人気のお店ですが、現在一度に入れるお客さんを3組に限定しているため、予約を優先しているそうです。ぜひ事前予約を。

ジューシーなハンバーグは自家製ソースをまとってさらにおいしさを発揮しています。

べにいもパウンドケーキはアイスを添えて提供。

べにいもとシークヮーサーが驚くほど合っています。

コーヒーは豆の新鮮さも自慢です。

やはり輸入物とはひと味もふた味も違います。 

 近くにある中山コーヒー園の豆のほか、カフェで自家栽培している豆も使います。

text: 吉田 直人

Photo:根原 奉也

（取材：2020年8月）

4.【2021年12月 編集部追記】

公式HPにて

「いつもご利用いただきありがとうございます。今年もコーヒーの収穫シーズンがやってまいりました。誠に勝手ではございますが、カフェの営業は収穫体験ツアー（予約制）のみとさせていただいております。」

また

「鉄道模型のジオラマは、老朽化の為撤去させていただきました。」とのお知らせがありました。

記事内容は古いままとなっております。

ご了承ください。