THE BOOMといえば不動の名曲「島唄」。
沖縄をこよなく愛する音楽家、宮沢和史が店名からコンセプト、メニューまでをプロデュースしたカフェが沖縄本島中部にあります。
THE BOOMファンはもちろん、ファンでなくても行きたくなること請け合いの、その魅力とは?
1.沖縄の自然と風情が感じられるくつろぎ空間
木のぬくもり溢れる開放的な店内は地元の人の憩いの場。
琉球ガラスのランプや、その風合いによく似合うカラーの椅子が印象的です。
THE BOOMの名曲をスローテンポにアレンジしたBGMが流れ、宮沢さん愛用のギターや三線などゆかりの品々も飾られています。
オールバリアフリーで、入口からトイレまで車椅子やベビーカーが利用できるのもうれしい。
落ち着いた雰囲気の座敷には、沖縄の伝統工芸品の紅型(びんがた)をレイアウト。
庭を眺めながら食事が楽しめます。
絵本や子ども用の椅子もあり、小さな子ども連れの方も安心。
広々とした鮮やかな緑の庭。琉球石灰岩の白い石垣とのコントラストもきれいです。
眺めの良い丘の上に建ち、活気のある街並や、晴れた日には青い海まで見渡せます。
不定期でライブイベントなども開催。
2.県民のソウルフードに、オリジナリティが満載
大迫力の「数量限定 炙りソーキそば ドリンクセット」は、じっくり煮込まれトロトロに柔らかくなったソーキ(豚の骨付あばら肉)が絶品。
宮沢さんこだわりのスープは、県産ブランド豚・琉美豚の沖縄らしい濃い豚骨出汁と、鯛とアサリのあっさり魚介出汁をブレンド。
麺は老舗「ふてんま製麺所」の特注で、歯切れの良さともちもち食感がクセになるおいしさです。
ほかにも、石垣島で食べられている汁なしのカラソバや、スパイスの香りが食欲をそそる嘉利(カリー)そばなど個性派揃い。
そろそろ普通の沖縄そばには飽きたという方にもおすすめです。「おこさまそばセット」などのキッズメニューもあります。
そばのお供にぴったりの「ぜんざい」。金時豆と小豆を黒糖で煮込み、蜜はさっぱりとした甘さのサトウキビ蜜を使用しています。
ほんのり香ばしく、上品な和菓子のような味わい。ボリューム満点で食べ応えも抜群です。
カフェのオープン当初から携わる諏訪絵美さん(写真の中央)。日々、スタッフと共に店を盛り立てています。
「このカフェは宮沢さんが沖縄への恩返しの拠点となる場所としてスタートしました。地元の方への感謝の気持ちは私たちスタッフも同じ。これからもその気持ちを大切に沖縄そばの新しい食べ方や新しい食文化を発信していきたいです」と笑顔で語ってくれました。
3.ここにしかないレアなグッズをお土産に
オリジナルデザインのTシャツや、体にやさしい素材で焼き上げたクッキー、音符とコーヒーをモチーフにした陶器など、宮沢さんのこだわりとセンスがつまった商品がずらり。
中でも「星のラブレター」や「時がたてば」の楽曲をテーマにしたオリジナルハーブティーや、宮沢さんの歌詞によく使われる風・月・島をイメージしたオリジナルブレンドティー「風月島茶」が人気です。
いろんな人が集まって、豊かな自然、食文化、音楽が共有できる。まさに「宮ん家(みやんち)」と呼ぶにふさわしいお店。沖縄を訪れた際に、足を運んでみませんか?
Photo&text:金城 絵里子
(取材:2020年4月)
住所: 沖縄県沖縄市与儀1-29-22
電話番号: 098-923-1382
営業時間: 11時〜17時(ラストオーダー16時30分)
定休日: 火曜
駐車場: あり
座席: 約24席
喫煙: 店内全面禁煙
店舗詳細URL: http://miyanchi.jp/